◆◆ 科学カフェ京都 第136 回定例会 ◆◆

日時: 2017年 1月14日(土) 2時~4時30分
話題: 「ゲノム編集技術を用いた「おとなしいマグロ」作出の試み」
講師: 玄 浩一郎 先生
(国立研究開発法人 水産研究教育機構 西海区水産研究所
まぐろ増養殖研究センター 成熟制御グループ長
専門:マグロの育種)
http://snf.fra.affrc.go.jp/
会場: 京都大学理学研究科セミナーハウス
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_n.htm
(上記地図の番号10の建物です)
概要:
近年、マグロの資源保全と安定供給のために、本種の完全養殖技術の確立・普及と優れた特性を持つ養殖品種の作出が重要かつ緊急の課題となっている。しかし、農作物とは大きく異なり、マグロを含む水産重要魚種では優れた特性をもつ素材や品種の開発、すなわち育種改良が遅々として進んでいないのが現状である。そこで、私達は新しい育種改良技術として脚光を浴びているゲノム編集技術に着目し、本手法を用いたマグロの育種改良を行っている。本講演では、マグロ養殖を取り巻く現状と問題点を概観すると共に、私達がこれまで取り組んできた研究内容と社会実装に向けた取り組み(ゲノム編集魚の安全性等)について紹介する。
講演資料:
http://kagakucafe.org/gen170114.pdf
参考:
http://snf.fra.affrc.go.jp/cont_jp/index_kai_maguro.html
http://www.flku.jp/aquaculture/tuna/
http://mottainaisociety.org/saloon20160113/
育種学